コンクラーベ

今年、ヨハネ・パウロ2世の死去に伴い、新しい教皇を決める選挙、コンクラーベがバチカン市国で開かれました。
このコンクラーベとは…


古代においては教皇選出はローマ在住の聖職者と信徒たちがおこなっていた。歴代の教皇たちは選挙の方法を変更することや、望むなら枢機卿団を総入れ替えすることも認められていたが、後継者を指名することだけは許されなかった。

1059年以来、枢機卿団が教皇選出の任務を担っているが、1268年クレメンス4世死去後の教皇選挙が紛糾して3年近く空位が続いたことに怒った民衆が選挙者たちを会場から出られないように閉じ込めた、という故事がコンクラーヴェの起源といわれる。 コンクラーヴェという語はラテン語の「クム・クラーヴィ(cum clavi)」(鍵をもって)に由来する。

現在のコンクラーヴェの原型は1274年に開かれた第2リヨン公会議で決定された様式に基づいている。コンクラーヴェは、バチカン市国にあるバチカン宮殿内のシスティーナ礼拝堂(1483年聖別)でおこなわれ、基本的に投票者の3分の2の得票を持って新教皇を決定することとされる。

2005年のコンクラーヴェもシスティーナ礼拝堂で投票が行われたが、今回のコンクラーヴェから選挙者たちがシスティーナ礼拝堂内に閉じ込められるという慣例は廃止された。これは1996年のヨハネ・パウロ2世による規定の変更に基づくもので、枢機卿たちはバチカンにある宿舎(聖マルタの家)に滞在することになった。彼らは庭を散策することもできるようになったが、テレビ局などのマスコミと連絡を取ることや電話を使うことは厳しく禁じられる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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