店番

商店街の曲がり角にたたずむタバコ屋。
いつものように金を差し出す。
「いつものちょうだい。」
無愛想な声を出す男。
終始通りを見つめ、壁にもたれかかっている男。
そして、タバコが差し出される。
「あんがと。」
男が立ち去っていく。
振り返る男の目にはいつもの光景が映る。

(ユキヒロさん、ありがとう。)

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